千葉市産後ケア事業の家賃補助に関して

有機農業・有機農産物の最近の動向

食養指導士 小林哲朗

普通のスーパーでも、最近よく有機農産物を見掛けるようになりました。以前はほとんど加工品でしたが、この頃は有機農産物の売り場を設けて、野菜や果物などの生鮮食品を常時取り扱う所も少しずつですが増えてきているようです。

有機農産物とは

そもそも有機農産物とは、有機JAS規格の基準に従って生産された農産物のことで、有機JAS規格では、化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避けることを基本として、以下のようなことが規定されています。

有機JAS規格のおもな規定
  • 播種(はしゅ)又は植付け前2年以上化学肥料や化学合成農薬を使用しないこと
  • 周辺から使用禁止資材が飛来し又は流入しないように必要な措置を講じていること
  • 組換えDNA技術の利用や放射線照射を行わないこと

世界の有機食品市場


世界の有機食品売上は年々増加しており、2001年には210億ドルでしたが、2020年には約1,290億ドルと、20年間で約6倍になっています。(1ドル=110円で換算)国別で見ると、1位はアメリカで売上は5兆円を超え、次いでドイツ、フランス、中国が1兆円を超えています。日本は中国の約6分の一で、世界では13番目の有機食品市場規模となっています(2018年)。

国別1人あたりの年間有機食品消費額(2018年)

有機食品市場は近年ヨーロッパで急拡大しており、1人あたりの年間有機食品消費額もヨーロッパの国々で大きくなっています。国別1人あたりの年間有機食品消費額(2018年)は1位がスイスで3万9千円、次いでスウェーデンが2万9千円となっています。アジアではまだ認知度は低く、日本は1,400円でフランスの12分の1以下となっています。

日本に輸入される有機農産物

日本に輸入される有機農産物の内訳(2019年)

2019年度に日本に輸入された有機農産物の内訳を見ると、大豆が43%、果物が28%コーヒーの生豆が7%などとなっています。私自身も豆腐や納豆、豆乳などの大豆の有機食品を買うことも多いのですが、全体の4割も占めている事は初めて知りました。日本産の有機食品も少しずつ増えているようで嬉しいことです。

スーパーでの取り扱いも歓迎なのですが、一つ気になるのは、時々、ちょっと安すぎるのではと思うものが見られることです。スーパーだと買い叩かれたりしていないのでしょうか?しかし日本の消費者は高いと買わないので、ある程度認知されるまでは仕方ないなのか?

難しい問題です。