産後支援ステーションははこ庵オープン

明けましておめでとうございます

若草助産院 助産師 小林昌代

新しい年が明け、若草助産院も17年目には入りました。運営も厳しい中にも、拾う神ありで助けてもらえているようで、なんとか命を繋いでいる感じです。お産の数もめっきり減ってしましましたが、なんとか私たちが望むお産を残せるよう、踏ん張っていきたいと思います。若草助産院のインスタグラムもとりあえずやってみようと言うことで始めましたが、今や、千人を超えるフォロワーになり、助産院を開業したいと話してくれる若手助産師もちらほら見え始め、本当に、本当に、嬉しく感じています。助産院開業に向けての不安は私もよくわかっています、17年たった今も開院当初のことは鮮明に覚えています。お産に使う医療機械は何をどこまで揃えたら良いのか、医療連携について、地域との連携などなど、そこは経験を生かして、開業を目指す助産師に伝えていきたいと考えています。

何よりも大切なのはご安産のための体つくりです。事前に異常にならないように察知して、そうならないようにする目は大切です。若草助産院では妊娠初期にその方を体質を見る冷えチェックを行っていて、貧血傾向や、破水からお産になる、切迫早産や、赤ちゃんが小さくなる、低置胎盤などの傾向を見ていきます。現在、一人一人のお産の経過と冷えチェックに関して集計を進めています。これで、最初に体質を見極めることができれば、あとは自己管理。妊婦健診でそのかたのお身体のどこが不足なのかを東洋医学やエネルギーワークの視点で見て、補っていく。妊娠出産、母乳育児が生理的な営みであれば、より健康であることがリスクを下げると考えると、その方が持っている自然治癒力、生命力、精神力を最大限に引き出してお三位向かうことがご安産の鍵になります。本当の意味で健康である妊婦さんをお産まじかに見ていると、待っているこっちも安心して楽しみにお産を待つことができます。

助産院のような医療的な能力が低い場所では不安が一つでもあればお産するべきではないと感じています。待つ側も、お産が楽しみなくらいな体つくりを目指す、若草メソッドを目に見える形でまとめていきとと思います。今年1年、どんな年になるか、不安もあり期待もありですが私たちのお産を絶やすことがないよう産婆道に邁進していきたいと思います。皆様のご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。