産後支援ステーションははこ庵オープン

手作り味噌の酵素パワー

食養指導士 小林哲朗

手軽にできる発酵食講座として、かんたん白味噌作りを12月16日開催しました。水煮大豆を使ってあっという間に作ってしまうという講座なのですが、実習の学生がいたので、せっかくなので手作り味噌の酵素の実験をやってみることにしました。いつも玄米酵素でやっている酵素のカタクリの分解実験です。残念ながら助産院の手作り味噌は今切らしていて無いので、私が家で3年ほど前に作った味噌で実験してみることにしました。

やり方は、まず片栗粉を耐熱のコップに入れ、少量の水で溶かします。次にそこに熱湯を一気に入れます。すると、デンプンが固まり、コップを逆さにしても落ちないくらいになります。これを消化が悪く、胃がもたれている状態と見立て、酵素の力で分解してみようという実験です。比較するのは市販の750グラムで通常300~400円程度で売られている有機大豆味噌です。片栗粉を入れたコップを2個用意し、それぞれの味噌を小さじ1半くらい混ぜて学生にかき混ぜてもらいました。

事前に試していなかったので、どうなるか正直ドキドキしましたが、市販の味噌ではなかなか溶けなかったのに対し、手作り味噌ではあっという間に溶けて学生もとても驚いていました。手作り味噌の酵素パワーはすごかったです。玄米酵素並みで、あまりの違いにちょっと感動してしまいました。この実験は自宅で簡単に出来るものなので、味噌を手作りしている方は良かったらぜひ試してみてください。