産後支援ステーションははこ庵オープン

若草助産院 太腕繁盛記(8)~トイレの神様~

4月予定の方々も全員無事にご安産頂きました。きっと4月組は予定日遅れるね。。。という産婆の予想通り75%の確率で予定日を過ぎてのご出産した(^^;)前回の繁盛記にも書きましたが、体質もあるので、さほど心配はしていませんが、予定日を過ぎて病院受診して、来週産まれなかったら入院ですね。と、言われ、入院の説明をうけると、妊婦さんたちは、焦る。。。(T0T)/そうして、エンジンがかかり陣痛が来る。という事もあるのではないかと感じます。陣痛が来ても産まれてもらわないといけません。途中、陣痛が弱まったり、間延びしたり、もう少し長く強い陣痛が来て欲しいな。。。なんて思うときもしばしばです。若草助産院では 妊娠中に、妊婦スクワットをして頂いているのでみなさん、直前まで動くことができます。それでも、もう一押しの時は、トイレへ。。。あの、しゃがむ体制がなんともお産を進ませるのです。すこしいきんだりすればなおさら!海外にはバーススツールと言ってbirth(産む)スツール(椅子)というものがあり、ポータブルトイレの間をくりぬいたような形になっていて、座ったままお産できる。というものです。若草助産院では、よもぎ蒸しに使うイスで産む寸前まで、それに座ることもありますが、やはり、トイレが一番お産が進むように感じます。トイレでふぁ~~~!!と陣痛をしのぐ声が響き、産婆の「いいねえ!いいよぉ~~~~~!!!」なんてテンション高めの声が聞こえればそれはお産はまじかという事になります。そんな攻めの産婆たちを支えてくれているトイレの神様には、いつもお世話になり、本当に感謝です。若草産婆はトイレを愛しているのです。もちろん、トイレに行かなくてもご安産して下さる方は多いのですが、女性が自身の体を知り、自己管理して、驚くような安産と、かわいい赤ちゃん、あふれる母乳を得た女性は、自信に満ちた顔つきでいつも退院していきます。産直後も女神さまのようです。若草助産院は古ぼけた民家ですが、トイレの神様をはじめ、いろいろなミラクルが詰まった不思議な場所だなと感じています。昔、助産師は魔女といわれて葬られてしまっていた歴史があるようですが、そんな風に考えられてしまう意味が、すこ~~し理解できるような。。。そんな気がしています。