産後支援ステーションははこ庵オープン

過疎地域に果たす助産院の役割

先日、県内にある地域の濃い気医療民生課の方からその地域の10年後の産科医療を検討する会議に出席している医師に、助産院はどのように運営しているのかを説明してもらいたい。という依頼を受けて出かけてきました。地方で出産できる施設が少なくなっているのは昨今言われ始めたことではありませんが、県内でも、産科の開業医の高齢化により、いよいよお産できる施設がなくなってきているようで、過疎化している地域で助産院を開院するのはどうかという話が出ているようです。助産院はとてもマイナーな施設なのでよく誤解されるのですが、助産院に医師が常にいるわけではありません。また、正常なお産であれば、医師が必ず立ち会わなければならないという事もありません。もちろん何かあったときのために、医療的なバックアップは必要ですがお産であれば助産師だけでお産を取り上げることに問題はありません。

また、助産院の良いところはお産が済めば終わり。という事ではなく、その後の育児や、子どもの思春期、自身の更年期まで線でかかわることができる。また、女性が自身お体を知って、自己管理してつかむご安産と赤ちゃん、あふれる母乳、そして、体への自信。そういう経験をして、女性が産む性を堪能し、自分の能力を開花する場所です。という内容を言いました。説明した医師と行政の方はもちろん、男の方ばかりでしたが、体つくりや、子育てで長くかかわれる助産師の仕事に強く関心を持ってくれているようでした。また、妊娠、出産育児は、地域性に影響を受けるので、産院と併用してカフェなどを開催して、地域の方がたにも愛される場所、また災害時には小さい赤ちゃんや妊婦さんにも対応できる場所として利用できることも話しました。

個人的には、予算がついて、市営のバースセンター(助産院)が設立されることはまず難しいとは思いましたが、でも、ここで助産院や、助産師をアピールしなくては!!!と、いろいろな使命を感じながら、90分、皆さんの質問にお応えしたりして、やり取りを行いました。同席された医師の方は、ご自身でクリニックをしている先生なので、先生に、この施設でレスパイト型の産後ケアやりましょう!!と言ってみたところ、いいねえ~~~!!と乗り気。少し驚きましたが、危機感を感じている過疎化地区の人たちを見ていると、やはりお産は個人の問題ではありませんので、地域含めて考えていかなくてはいけない事なのだなと、強く思いました。私もせっかく時間を頂いたので、何かしら成果を上げていきたいと考えています。その後の進展を期待して動いていきたいと思います(^^)//