助産師向けのスキルアップ講座を7月13日開催しました。講座の内容は8項目で10時~15時までみっちりでしたが、楽しく開催できました。少人数でしたので、途中で質問にも答えることができてよかったです。
講座の中の一番の肝は、冷えの原因はさまざまで、胃腸が弱くても冷えは起きるし、水分代謝がわくるなっても起きます。またストレスでも冷えは起きるので冷えや冷え性が、何が原因で起きているのかを考えていくことがケアするにあたりとても大切になります。例えば、胃腸が弱い脾虚タイプのお母さんは、自分を攻めがちです。できないことに老い目を感じてしまうタイプ。また、血が虚しているので、スタミナがない。朝起きて、元気に動けそうに感じるのですがすぐ疲れてしまいます。悪い夢をみる方が多く、割に痩せ型で筋肉が少ない体型で、常に手足に冷えを感じている方が多いです。イライラしたり、気持ちの落ち込みなどメンタルの抑揚が激しいタイプ。
一方で浮腫んでしまうのは腎虚タイプ。若白髪があったり、実年齢よりも年齢が高く見えたりします。生殖能力にも影響するので不妊治療している方もこのタイプです。腎虚タイプは赤ちゃんを小さく産む傾向があります冷えや、冷え性、イライラや、倦怠感、不眠という症状は同じでもそれを起こす原因が違います。西洋医学で言うならば、例えば、嘔吐してしまう症状は脳の病気でもあるし、胃腸炎でもあります。またつわりでも起きます。
<講座の内容>
- 私たちの体に流れるエネルギーについて気とは?
- エネルギー(気)の消耗、低下、滞り(循環不全)とは
- 冷えの種類別体質の味方(自分チェックしてみましょう)
- 冷えチェック検証
- 自然療法による対処法(食事・生活・エネルギーワーク・玄米酵素・漢方)
- 体験してみよう!エネルギーワークでチャクラ診断
- 自然療法がうまくいった事例報告(羊水過少低体重・血小板減少・前期破水・予定日超過)
- 講座のふりかえり
脳の病気が原因で吐いているのなら、胃腸炎の治療をしても症状の緩和はできませんし、逆もそうです。東洋医学医では冷えは万病の元と考えられており、体調不良を起こす原因=冷えです。その体調不良の原因をさらに詳しくみて、身心ともに健康になることができるようになるための講座でした。胃腸が悪くて体調不良を起こして、体がつらくてイライラや、倦怠感、眠りが浅いというお母さんは、当然育児にも影響を及ぼすでしょう。なので、イライラしていると言う症状に対して話を聞くと言うだけでは、根本的な解決には至りません。
体が辛いのイライラしているので、体調が改善されない限りはその場はしのげてもまた同じ結果になります。その方の体調に合わせた施術をしてあげることで、より効果的で継続的に健康を維持することができるようになります。健康を阻害しているポイントを見極めて、東洋医学や食養の視点で自然療法を使った対象に応じたカスタマイズケアプランを立てることができる講座でした。第1回目でしたが、改善点がいくつか見つかり、今後はもっと磨きをかけて、さらにわかりやすい講座を目指していて第2回目も開催できたらと考えています。