産後支援ステーションははこ庵オープン

産後ケア事業連絡会議(訪問型)に参加して

3月22日に美浜区にある、総合保健医療センターにて1)平成29年度実績報告2)情報交換「育児不安を抱える産婦への支援」~産後ケア事業を通して~3)平成30年度契約についてという内容で会議が行われました。NPO~出席したのは、私だけでしたが、診療所などからは事務の方が参加されていました。話し合いは、訪問型施設、施設型に分かれて行われ両方をしている施設は両方の話し合いに参加していました。興味深かったのは、

1)平成29年度実績報告

30年1月末までで登録者数は483名でした。登録した年齢層は17歳~47歳という事でした。

・1人当たり平均利用回数 訪問型2.4回 施設型4.7回

訪問した方からは、喜ばれた。という内容がほとんどでしたが、訪問を選んだ理由として現場の声は、車がない、来てもらえると助かる。などが上がりました。訪問に呼ばれた理由として、おっぱいトラブルがほとんどでした。私もその会議で話したのですが、もっと沐浴などで訪問緒依頼があるのかな。と考えていたのですが、意外にない。と思いました。トラブルがないと訪問依頼できないとか投げているのではないかと考えている方が多いのかもしれません。体がつらい。という事だけでも読んでいただければお母さんお体がケアできるのにな。。。と思いました。産後ケア事業の内容の中に、「お母さんと赤ちゃんの健康管理」という項目が入っているのでそこをもっとアピールできればいいのにな。と、個人的には思いました。どうしてそう考えるのかというと、千葉市が産後ケア事業を開始する前に、NPOで産後支援についてのアンケートを行ったことがありました。

 

それには、

質問2-(2)出産後お子さんの面倒を見てもらったり育児に協力してもらえる方はいますかの問いに、

はい 94% いいえ6

 

・質問2-(3)協力者はどなたですか。の問いには

父母、夫の父母、夫がほとんどでした。

 

・質問2-(4)協力者からの支援は十分だと思いますか。の問いには

はい 54%  いいえ46

 

・質問3 産後の自身の心身や育児に関するサービスを受けたいですか。の問いには

はい 88% いいえ12%

 

と答えています。協力者がいる方がほとんどなのに、協力者の支援を十分だと感じている。とお答えになっている方は、半数ちょっと(54%)また、産後支援に関するサービスを受けたいと答えている方は。88%になりました。

 

親族がしてくれる育児支援の満足は半分程度で、産後ケアをもっと受けたい。という事が示されていました。

 

・質問3 産後の自身の心身や育児に関するサービスを受けたいですか。の問いに

はい 88% と答えた方にどのような支援サービスを受けたいか。という内訳は、

身体的な理由38%・育児に不安がある、大変だから22%・精神的サポート19

で、身体的な理由と育児不安や精神的なサポートがほぼ同じになりました。

 

最後に、産後支援サービスはどのような形態がいいと思いますか?

宿泊型・訪問型・日帰り型でやってもらいたい支援は何ですか?と、それぞれの形態でしてもらいたいサービスを選んでもらったところ宿泊、日帰り、訪問型の3つの形態でしたが同じようなニーズが示されました。

してもらいたい支援で多かった意見は

 

・宿泊、訪問型→母親の体のケア、産後の食養生、母乳ケアに関する指導

 

・日帰り→上の子の預かり、母親の体のケア、産後の食養生、母乳育児に関する指導 でした。

 

アンケート調査の中で、母体のケアをしてもらいたいと答えた方が、私が思った以上に多かったのは個人的にはとても印象的でした。

産後、協力者がいるのに半分しか満足できていないのは、このような母体のケアがうまくできていなくて

疲れが取れていないのかもしれない。と思いました。産後は、赤ちゃんとお母さんのケアをすることが大事ですが、なかなかお母さんのケアは少ないことが多いように感じます。その部分を、もっと発信できたらいいのではないかと考えた連絡会議でした。