産後支援ステーションははこ庵オープン

薬漬け

 妊婦さんで、体調が思わしくない場合には、東洋医学に頼ることがあります。鍼灸院や漢方薬局に体調管理について相談することもあります。でもなんせ、体調が悪い人が多すぎます。疲れているんですね。核家族で夫も遅く帰ってきて、実家も遠くなかなか帰省もできず、疲れが残っているままに日々を過ごす。自分ではあまりそんな感じはしませんが、次のお子さんを妊娠していらっしゃる時にはかなりお疲れな様子の方もいます。
そんななか、若草助産院では、体調を向上するべくいろいろ考えるのですが、ヤッパリ寝るのが一番!休むことが一番なんです。ですが、そんな具合なのでなかなか休養もとれない。そうなると、自分でできない分、他で代用する形になります。若草は、緊急時以外のお薬はありません、なので妊婦さんが出産するまでには最高の体調でお産を迎えなくてはいけないと考えています。
助産院の嘱託医療機関によって使える薬剤が違う場合があるので、そこまでしっかりやらなくても、何かあった場合はこれで対応するから。と言う助産院もあると思います。ですが、若草の場合はそういうものはありませんから、正常産で、しかも予定日前後に陣痛が来て、元気な赤ちゃんを産んでもらい、胎盤が外れたらキュウッと子宮を収縮してもらい、出血も少し。というお産を皆さんにお願いしています。私達がして差し上げる事はこの施設ではありません。来てくれている妊婦さんも、産婆に対しては黒子の役割のみ希望で出すぎた事は希望されていないのです。私たちは、すべて自分でやれるよう、ちょっと支えていてくれないか。という希望に添えるべく、そばでいつも待機している気持ちでいます。
体つくりは自分で自発的にやるものだから、継続できるし楽しいものです。自身の体としっかり向き合い、自己管理してつかむ、驚く程の安産、かわいい赤ちゃん、あふれる母乳は極上のものだと考えています。
どうか、心と体がつながって感じる事ができますように。。。