産後支援ステーションははこ庵オープン

助産院で働くと言うこと

 助産院に行くということは敷居が高く感じるようです。私自身、助産院で出産したので助産院と言う場所はそんなに敷居が高いようには感じませんでした。ですが、初めて助産院と言う施設に電話したり、問合せする時は緊張します。という声を多く聞きます。助産院で働くには病院や、診療所などの施設で何十年も働いてそれからでなくては働けない。と考えている方は多いようですが、決してそんなことはないと私は考えています。全く他施設での経験がないのは困りますが、そうでなければ数年働いたら、充分です。助産院で働く夢があるなら、むしろそんなくらいで助産院に来た方が技術が上がるし、良いと思っています。もちろん病院での経験をたくさんしてから来ても大歓迎ですが、そこまで働いてしまうと、なかなか助産院へ変更して働く。という事ができにくくなってしまう気分になることもあると思います。助産院と病院などの施設では、同じ助産師でも働く内容が少し違う部分もあるので、助産院で働きたい。と希望がある方は、ある程度他施設で勤務をしたら早めの転向とお勧めしています。若草助産院は経験年数が5年~15年程度と比較的若手の産婆が集まっています。試行錯誤しながら、みんなと力を合わせて仕事に励んでいます。お産ってこんなに楽しくってやりがいがあるんだと、お産があるたびに体に駆け抜ける感動と喜びにいつも驚いています。毎回味わうお産の楽しさの新鮮味は自分でも不思議な気分になるくらいです。助産院で働く時、一番大切なのは経験年数だけではありません。気持ちです。お産が好き、赤ちゃんが妊婦さんが、そのご家族が好きと言うその気持ちを一番大切にいつも考えています。