産後支援ステーションははこ庵オープン

スキンシップ

 スキンシップはいつでも大事です。妊娠中も。肌の触れ合いは気持もリラックスします。とかく妊娠中だと、夫は妻さんに深いスキンシップはできない。という方もいるようですが、そんなことはありません。お腹が張ってはいけない場合を除いては、ちょっとした注意をすればスキンシップは可能です。妊娠すると、女の人はあまりオスを寄せ付けないことはふつうだと思いますが、そうでない場合もあるそうです。普通のときよりも、そんな気持ちになる。という方もいます。どちらにせよ、深いスキンシップは、心も体も安らぎます。言葉はいらないコミュニケーションですよね。
おたんこが助産師学生のときに、主任の先生に同期が、夫婦円満の秘訣は何ですか?と聞いたら、スキンシップです。と言っていました。50代くらいの先生だったので正直ちょっと引きましたが、でも、今になってわかります。スキンシップは大事です。
三砂さんのある本の中で、山にいる婆の話がありました。ある夜、若きお坊さんが訪ねてきて宿を貸してほしいという。山姥(やまんば)は年老いても女なので若き男は泊められないというが、若い坊主はごり押ししてとまってしまう。朝起きて坊主は山姥が薪を取りに行っている間に違う部屋の殺された男を発見して、あわてて逃げる。という話。
その解釈に、三砂さんは山姥は男の強引さに負けて泊めることにした。そこでの情事がとてもよかったので、夜が明けて、その男のために火をともしてやろうと思って、薪を拾いに行ったが男にそれを見つかってしまう。ということを書いていました。
対談形式の本でしたがもう一人の男性は違う解釈をしていたのですが、なんだかおたんこは三砂さんの解釈に妙に納得してしまったのでした。性エネルギーは強い。あまりに強いので、解放してはならぬと、社会的ないろいろな部分でコントロールしようとしたけど、やはり、どうしても難しいことはあって、ここでなら解放してもいいよ。という場所が昔はあったのかもしれませんね。性エネルギーはきっと生きる源。思春期の子どもと激しくケンカして、子どもの怒りも混じった強いエネルギーを受けると、嫌な気分ではなく、なんだか、自分は生きてるっ!!!って元気になると感じることもあります。また、自分が落ち込んでいるときは、お産があると本当に元気になれるものです。生きる源、性エネルギー。だいじですね。