産後支援ステーションははこ庵オープン

嘱託医療機関

 1ヶ月間嘱託医療機関の引っ越し期間に伴い、若草のバックアップ体制がいつもと少し異なる形になっていました。そこでバックアップしてもらえる医療機関探しを始めましたが、それは大変難航しました。その月に該当する妊婦さんは数名いらしたので、大変焦り、いろいろな医療機関にお願いしましたが、妊婦検診すらも受け入れてもらえない状況。そんな中でも受け入れてくれる医療機関があり、本当にホッとしました。
あたりまえだけど、産科医療機関はどこも精いっぱいな状況です。医師だけでなく、スタッフも日々の仕事だけでへとへと。そんな中さらに助産院のバックアップなんてできるはずもありません。それを押してまで、若草を助けていただいた医療機関には本当に感謝しております。
ただ、正直な話、こんなにみんなが頑張って、頑張って、でもどうなったら産む方も支える方も余裕が持てるようになるんだろう・・・と考えてしまいました。若草でさえ、満床でさらにお産になりそうな電話があり、そんな中、おっぱいの受診の電話があれば到底受け入れられない状況になります。電話の向こうでは本当に痛くて辛いんだろうなあと感じるお母さんがいるにもかかわらず、受診できないこの状況。なんだか胸が痛くなる思いでした。
若草なんて規模も小さいし忙しさなんてたかが知れていますが、医療機関となると本当に大変なことなのでしょう。
この期間、いろいろな方々にご支援いただき、本当に感謝しております。また、私としても大変勉強になる期間でした。この経験を踏まえさらに技術の向上、サービスの向上に努めてまいりたいと考えています。元気に産まれてきてくれた赤ちゃんと、体の声を聞いて、しっかり体つくりをして自分らしいお産を手に入れてくださったお母さん方にも感謝です。
本当に小さい規模の助産院ですが、自分たちのゆく道を再考し地道に歩んでまいりたいと思いました。