当院について

若草助産院について

若草助産院は千葉市中央区にある助産院です。助産院は助産師が管理者として業務を行う施設で、妊娠経過が順調な妊婦のお産の取り上げや産後のケア、母乳指導、新生児の保健指導などを行います。若草助産院では2006年の開院以来、たくさんの赤ちゃんの誕生を見届けてきました。

お産は女性にとって人生最大のイベントの一つです。どんなお産がしたいか自分なりに考え、納得できるお産を目指したいものです。いいお産は、きっと充実した素晴らしい育児につながります。

病院でのお産は、何かあった時にすぐに対応してもらえるという安心感がありますが、一方で医療主導、画一的なサービスになりがちという嫌いもあります。私たちは、嘱託医療機関と充分な連携を取りつつ、妊娠中のからだ作りに重きを置くことで、安全で快適、そして産婦さんが納得できるお産のお手伝いをしたいと考えています。

本来持っている産む力を引き出す

妊娠中に、体を健康な状態に保ち、お産の準備をしておくことが、安産と母乳育児を成功させるカギになります。お産は自然なことですが、私たち現代人は、自然とはかけ離れた生活を送っているので、知らず知らずのうちに、大きなストレスを抱えていたり、過度の冷房や冷たい物の飲み過ぎなどで体がとても冷えていたりすることが少なくありません。

ここでいう「健康」とは、単に病気と診断されていないという意味ではなく、そうした様々なストレスからもできるだけ解き放たれた状態のことを指します。そうした健康な状態を保つことで、女性が本来持っている、産む力を十分に引き出すことができるのです。

そのためには、規則正しい生活と、適度な運動、季節の物をたくさん採り入れた、ご飯と野菜中心のおかずを摂るなどの、いわゆる妊娠中の体作りがとても大切になります。妊娠中から、赤ちゃんにとって、快適な環境を整えてあげることは、ちょっとしたストレスにも負けない、丈夫で元気な赤ちゃんを育てることにもつながります。

主役はお母さんと赤ちゃん

お産の主役は何と言ってもお母さん、そして赤ちゃんです。助産院での助産師の役割は、お母さんと赤ちゃんが道に迷うことなく、うまくゴールへと辿り着けるように導く事です。お母さんは事前にお産の大まかな流れを掴み、どんなお産がしたいか、お産プランを考えておくことが必要になります。私たち助産師は、できるだけそのご希望に添えるようにお手伝いすることが仕事なのです。

陣痛が始まるまでが勝負

助産院で産む事ができるのは、健康な方のみです。しかし、例え健康な方であってもお産にリスクはつきものです。急に状態が悪くなることがないとは言えません。助産院では医療行為は行えませんので、悪くなってから対処できることには限りがあります。

しかし、お産が始まる前までに、安産に導ける体作りができれば、ほとんどのお産が何事もなく、スムーズに行えるわけで、むしろ、そこに力を注ぐ事こそが助産院の特徴と言えます。悪くなっても対処できるのは病院ですが、できるだけ悪くならないようにするのが助産院の技なのです。

母乳育児が基本

赤ちゃんを母乳で育てるのはごく自然なことであり、母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養です。若草助産院では、医学的に必要と判断しない限り、赤ちゃんには母乳以外の物を与えることはありません。出産直後から母児同床(同じ布団)でお母さんと赤ちゃんは離れることなく過ごします。赤ちゃんにとっては、お母さんといつも一緒で、おっぱいを好きなときに好きなだけ吸えるというのが、何よりの環境です。

そうは言っても、実際にはお産が本当に大変だったりすると、少しの間、一人でゆっくりと休みたい時もあります。そんな時は無理はしません。お母さんと赤ちゃんの状態を見ながら、話し合って授乳のやり方を決めていきます。無理をしないことも母乳育児にはとても大切な事だからです。

安全を最優先します

若草助産院では、当院嘱託医と共に業務ガイドラインを作成しており、その中で緊急時の対処の仕方、搬送基準なども決めています。私たちは、母子の安全を最優先に考え、状況によっては、その内容に沿って搬送をするという判断を行うことがあります。

助産院で産みたいという産婦さんの意思は大切にしたいのですが、どうしようもなくなってから、他の医療機関に駆け込むということは避けなければいけません。助産院で安心してお産ができるのも、病院機関での検査や、何かあった時のバックアップ体制があるからこそなのです。普通の方は、意識する事は少ないかもしれませんが、各医療機関が連携してお産を支えているということをご理解ください。

施設案内

助産院外観

若草助産院は、閑静な住宅街の一角にあります。近くには食料品も扱うディスカウントストアやショッピングセンターがあります。

〒260-0851 千葉市中央区矢作町423-2
TEL 043-222-4103
FAX 043-239-6216
入院施設 3床 (和室1、洋室2)
駐車場 3台 (敷地内1台、他2台)

診察室

診察室

ここで、妊婦健診や母乳指導、産後健診などを行います。またお産の時は分娩室になります。

入院室

入院室は2階に3部屋あります。

和室(8畳、1部屋)

入院室(和室8畳)

このお部屋がメインのお部屋になります。ダブルの布団を敷いて、赤ちゃんと同じ布団で眠ります。母子同床で、お母さんと一緒に寝ると、案外赤ちゃんは泣かないものです。

この部屋のこだわりの一つは、この照明です。お互いの顔はよく見えるというくらいの明るさで、部屋の電気をつけずに、この照明だけで過ごせば、きっと、とてもゆったりとした気持ちになれるはずです。

洋室(6畳、2部屋)

洋室1(6畳)

洋室2(6畳)

洋室は2部屋あります。どちらもセミダブルのベッドで、1部屋は畳ベッドになります。ここでも、お母さんと赤ちゃんは一緒です。ベッド柵がありますので、安心して寝られます。

待合室・イベントスペース

待合室・イベントスペース

ゆったりスペースの待合室です。NPO法人の活動紹介やイベント案内の掲示がある他、出産育児に関する本もあり、自由に読むことが出来ます。また、小さい子ども向けのおもちゃもあるので、お子さん連れでも退屈しません。出産準備教室や産後の会などのイベントもここで行います。

アクセス

当院周辺の地図

〒260-0851
千葉市中央区矢作町423-2
電話:043-222-4103

オリンピック千葉東店(千葉市中央区星久喜町)すぐ近く

交通手段

公共交通機関をご利用の場合
  • JR千葉駅より東口12番「蘇我駅東口」行き乗車、北星久喜下車徒歩5分
  • JR蘇我駅より東口2番「松ヶ丘・矢作経由千葉駅・ポートタワー行」乗車、北星久喜下車徒歩5分
  • JR千葉駅より東口7番「大学病院・南矢作」、「川戸」行き乗車、南矢作下車徒歩10分
車をご利用の場合
  • 京葉道松ヶ丘インターチェンジ下車、5分程度
  • 大網街道、松ヶ丘交差点から5分程度
  • 国道126号線都町五差路から5分程度