よくある質問

全般

助産院での出産は病院での出産とどう違うのですか?

病院の出産は、産科医が管理を行いますが、助産院では、妊娠中の体調管理から出産、新生児の管理まで、全て助産師が行います。

また、助産院では正常な経過の妊婦さんしか出産ができないので、多くの助産院が妊婦や赤ちゃんに異常が起きないよう体調管理に気を配ったり、安産に向けての体作りを行ったりしていることも大きな違いです。もちろん若草助産院でも、妊婦さんに合わせた指導等を行っています。助産院では、医療の力を借りるのは必要最低限にとどめて、自分の力で出産に臨むため、出産後の満足感、達成感がより高くなるかもしれません。
その他、出産ではありませんが、助産院では母子同室で母乳育児の指導が充分受けられることも特徴の一つと言えます。


助産院に興味がありますが、何かあった時の事を考えると不安です。

確かにお産にリスクは付きものですが、やり方によっては、そのリスクはかなり軽減することができると私たちは考えています。

まず助産院では産める方をかなり絞っています。その上で、妊娠中の体調管理、安産に向けた体作りを行っています。また若草助産院では、嘱託医療機関との間で独自のガイドラインを作成して、異常時の処置や対処法を定めるとともに、充分連絡を取り合うことで、母子の安全を守ろうとしています。
その他、事前に嘱託医と相談し、想定できる緊急事態に備えるために必要最低限の薬剤や酸素等も準備しています。


緊急搬送が必要な時は大丈夫でしょうか?

緊急搬送の手順は、嘱託医療機関との間で事前に取り決めを行っています。

当院では、安産に向けて、妊娠中から体調管理と体作りを十分に行っています。しかし、それでもお産には何が起こるか分からないところがあります。仮に当院で出産の時に異常になって救急車で搬送される場合は、事前に嘱託医療機関と連絡を取って搬送することを確認してから行うことになります。そのため、救急搬送が拒否されて、受け入れ先が見つからない状況になるという心配はまずありません。なお、当院から嘱託医療機関までは車で10分ほどの距離です。


出産育児一時金の直接支払制度は利用できますか?

利用できます。


損害賠償保険のようなものに加入していますか?

万一の事故に備え、助産所責任保険に加入しています。


産科医療補償制度に加入していますか?

万一の事故に備え、産科医療補償制度に加入しています。

産科医療補償制度についてhttp://www.sanka-hp.jcqhc.or.jp/

出産について

前回帝王切開だったのですが、助産院で出産できますか?

残念ですが、以前に帝王切開されたことがある方は助産院では出産できません。

また逆子や双子の場合、感染症のある方なども助産院では出産できません。その他のケースについては、個別にお問合せ下さい。


高齢(35歳以上)なのですが、助産院で出産できますか?

35歳以上で初産の方は、産婦人科医との共同管理になります。

妊娠中の経過が順調で、正常分娩が可能と診断されれば、助産院でも出産ができます。


立ち会い出産はできますか?

できます。

ほとんどの夫さんが立ち会い出産されています。また、お子さんの立ち会いも可能です。


里帰り出産はできますか?

里帰り出産は可能です。

ただし、里帰りされるまでの間、現在お住まいの所で医療機関または助産院で定期的な妊婦健診および検査を受けていただくことと、事前に、当院の嘱託医療機関を一度受診して分娩予約を取っていただくということが必要となります。
当院で出産予定の場合でも、妊娠経過や分娩の進行状況によっては、嘱託医療機関に転院となることもありますので、予め嘱託医療機関でも分娩予約を入れていただくことになっているためです。嘱託医療機関は分娩制限を設けており、人数に達すると予約ができなくなることもありますので、実際に里帰りされる前のなるべく早い持期に、嘱託医療機関と当院に分娩の予約をしていただくようお願いいたします。
また、当院は安産するための体作りをとても大事に考えておりますので、可能であれば、1~2か月に1回程度でも当院に妊婦健診を受けに来てください。それが難しい場合は、できるだけ早い時期に里帰りしていただくようお願いしています。


自宅出産は扱っていますか?

現在は行っていません。


会陰が裂けた時はどうするのですか?

大きく裂けることはほとんどありません。

ゆっくりと会陰を延ばしながら出産するので、大きく裂けることはほとんどありませんが、もし裂けてしまった時は、専用のクリップ状のもので挟んで固定します。傷の程度にもよりますが、大抵は1~2日できれいにつながります。

妊婦健診・検査について

助産院にはいつ頃行けばよいですか?

妊娠12週以降が目安となります。

当院での出産を希望される場合は、当院の嘱託医療機関を受診して分娩予約を入れた後、妊娠12週以降にお出でください。妊娠の診断や初期検査については、お近くの病院や診療所でも構いません。その場合は、初期採血の結果と紹介状を持って、嘱託医療機関を受診して下さい。
詳しくは、健診から出産までの流れをご覧下さい。


嘱託医療機関以外の病院や診療所で検査を行うことはできますか?

中・後期の検査は嘱託医療機関で行っていただきます。

初期の検査は他院でも構いませんが、中期・後期の検査は原則嘱託医療機関に行っていただくことになります。


助産院での妊婦健診は病院での妊婦健診とどう違うのですか?

妊婦健診そのものは基本的に変わりありませんが・・・

赤ちゃんが順調に発育し、妊娠の経過が順調か診るという点では、基本的に変わりありません。違う点と言えば、若草助産院の場合は、完全予約制で1回1時間の枠を取り、ゆったりとお話しながら、健診や食事・生活などの指導、手当てや温灸、骨盤矯正などの代替療法を行っていることでしょうか。


妊婦健診受診票は利用できますか?

千葉県内にお住まいであれば利用できるはずです。

お住まいの自治体が、ちば県民保健予防財団と妊婦健診受診票について助産所で利用できる委託契約を結んでいれば利用できます。千葉市、市原市、四街道市、習志野市など多くの自治体が委託契約を行っています。また、財団と契約をしていない自治体であっても、個別に当院と契約すれば、受診票の利用ができます。まずはお住いの市町村にお問い合わせください。

入院について

入院は何日くらいですか?

基本は4泊5日です。

出産した日を0日として、4日目退院を基本としています。ただ産後24時間以降経って、経過が順調であれば、早めの退院も可能です。外国人の方は早めに帰られる方が多いようです。


上の子と一緒に入院はできますか?

家族入院は行っていません。


母乳以外のものは一切与えたくないと思っているのですが?

当院ではビタミンK2シロップの投与を行っています。

当院では母乳育児を推進しています。医学的に必要と見とめられる場合以外は、母乳だけを与えます。ほとんどの方が特に問題なく母乳だけでやれています。ただし、出血予防のために入院1日目と4日目にビタミンK2シロップを与えています。


入院費用はどのくらいですか?

出産に要した時間や時間帯によります。

出産に要した時間や時間帯によりますが、4日目退院で大体48万円~となります。(産科医療補償制度の掛金を含む)

母乳指導について

母乳があまり出ていないように思いますが、出るようになりますか?

ほとんどの方が母乳育児ができます。

ほとんどの方が母乳育児できると考えていますが、今までに吸わせていた回数、赤ちゃんの月齢などにより違ってきます。早ければ早いほど、母乳が出るようになる可能性が高くなると考えますので、お早めに一度ご来院ください。


しこりができていたのですが、これは乳腺炎ですか?

乳腺炎には炎症の症状があります。

乳腺炎には炎症の症状があります。実際に診てみないと確かなことはいえませんが、発赤、腫脹(腫れ)、熱感、痛みのどれか一つがあれば乳腺炎と考えてよいでしょう。しこりができても、その部分に物が触れたりすると痛い程度であればまだ症状は軽いので早めのご来院をお勧めします。


卒乳(断乳)後のケアを受けたいのですが

まずはお電話ください。

断乳後のケアには手順がありますので、まずはお電話ください。卒乳(断乳)後3日間はそのまま様子を見ていただきます。3日後に外来予約して来ていただき、母乳ケアを行います。
注意として、卒乳後3日間はあっさりした食事にしてください。あまりに痛ければ、少し搾乳などしていただいても構いません。どれくらい通う必要があるかは症状によって異なりますが、通常2~3回くらいで症状が消失していくことが多いようです。


出張訪問はやっていますか?

行っています。

おもに月曜日、火曜日、木曜日が出張訪問可能となっています。ただ、外来や分娩の予約状況などにより出張できないこともありますので、詳しくはお電話でお問い合わせください。なお、出張訪問には、別途出張訪問料がかかります。予めご了承ください。


赤ちゃんと一緒に行ってもいいですか?

もちろん大丈夫です。


家族の付添や上の子を連れて行っても大丈夫ですか?

大丈夫です。

待合室に子ども向けの本やおもちゃが置いてあります。付添のご家族の方は、待合室でお待ちいただくか、終了する時間にお迎えにきていただくことになります。

その他に何かご不明な点等がありましたら、お問い合わせフォームからお問い合わせください。