産後支援ステーションははこ庵オープン

子どもかんたん和食料理教室を開催しました

昨年の12月5日、生涯学習センターにて小学生対象の「子どもかんたん和食料理教室」を開催しました。募集開始から3日で予約がいっぱいとなり、キャンセル待ち状態となり、皆さんの関心の高さがうかがえました。当日、一年生から五年生のお子さん達と雑穀ご飯、お味噌汁、季節の野菜の煮物、白菜の即席漬けを作りました。調理の前の説明にもとても真剣に目と耳を傾けていました。

和食の基本はやっぱり「だし」

お米を研ぎ終えたら、「だし」をとる作業。この日はお味噌汁と煮物に使いました。お家で「だし」を取って味噌汁を作ったことがないと言っていた子が、自分たちで作ったお味噌汁を飲んで「おいしい!」と驚いていました。これから家でも「だし」を取ってお味噌汁を作るそうです。

今日おいしかったものは?のアンケート結果でもお味噌汁が一番でした。二番に好評だったのは煮物。味付けはとてもシンプルだったのですが、「だし」が効いてたからかおいしかったようです。子ども達の反応を見て「だし」の重要さを改めて感じました。「だし」を取り終えたもの捨てずに、ふりかけにするとおいしいよという話も紹介しました。ちなみに白菜の即席漬けも好評でした。材料も作り方もいたってシンプル。早速、家でも子どもに作らせてみたら作る過程も味も好評でした。雑穀ご飯の受けが心配でしたが、誰も残さずおいしいという声もありました。

 

学年を超えて協力できました

調理開始した直後は全体的にぎこちなかったけれど、作業が進むにつれ、班内で順番に作業をしたり、譲り合ったり、上の学年の子が下の学年の子をサポートしてあげたりと徐々に打ち解けて、とても良い雰囲気の中、作業ができていました。

親子のふれあいの時間にもなりました

小学一、二年生は保護者同伴で参加してもらいました。開催日が土曜だったせいもあり、お父さんとの参加率が高かったです。手際よく洗い物などサポートしてくださいました。下に2人のお子さんが居る為、久々の2人
時間なんです、と教えてくださったお母さんもいらっしゃいました。料理を通して親子のふれあいの時間にもなったようで、嬉しくなりました。

料理教室を終えて

参加してくれてお子さん達と付き添いの保護者の方々にアンケートを書いていただきました。お家でもお菓子は作るのですが、お料理は初めてというお子さんが多くいました。一番難しかったことは?の問いに、多くの子が切る事と回答していました。と、同時に一番楽しかったことでもあったようです。

子どもたちが調理中に付き添いのお母さんに、参加された理由を伺ったところ、お菓子教室はたくさんあるけれど、砂糖をバンバン使ったりなところばかりで…。和食を教えてくれるところを探していたのと、こちらなら、まさか顆粒だしを使用したりはしないだろうし、身体のことを考えたものを教えてくれると思ったので、とおっしゃってくれました。

アンケートにも、『今回のような「毎日の食事」的な内容の教室はなかなかないので、継続してほしい』と書いてくださいました。きっと、話だけしても和食の大切さは伝わりにくいかと思います。今回のように自分たちで見て、聞いて、作ってみて、食べてみて実感すると、分かりやすいし、何かに繋がっていくのではないかなと思いました。

ボランティアとして参加してくださった方々もともて明るく子ども達に接してくださいました。事故やケガが起きぬよう最後まで気は抜けませんでしたが、皆で楽しく和やかムードで進行し良い教室だったと思います。

皆で洗い物もし、お別れの時、「楽しかった!」「ありがとうございました!」「バイバイ!」と笑顔で言ってくれたのも、とっても嬉しかったです。今後もこのような教室などを通して、和食推進のイベントをしていきたいと思います。(乕)