12月3日(土)、千葉市生涯学習センター主催「まなびフェスタ2016」の参加団体として『子どもかんたん和食料理教室』を開催しました。募集を開始してから数日で定員いっぱいになり、みなさんの関心の高さを感じました。
- 雑穀ご飯
- 季節の野菜の煮物
- 味噌汁
- 白菜の浅漬け
今回は小学校低学年のお子さんの応募が多かったため、調理をする際の作業があまり煩雑にならないよう、事前にスタッフで話し合いをしました。
料理教室当日、初めに理事長が「和食ってどんなものかわかる?」と質問するとたくさんの子が手を挙げて答えてくれて、みんなの意気込みが伝わってきました。そして理事長がデモンストレーションをして説明した後は、いよいよ各班に分かれて作業開始。私の担当した班は全員女の子だったのですが、みんなとても意欲的で、どんな作業でもやってみたい!という気持ちが強く、役割分担を決めるのも一苦労でした。ここで、自分のやりたい気持ちをぐっとこらえて他の子に担当を譲る子もいて、ちょっとしたドラマが展開されました。
こんにゃくをスプーンで小さくちぎって塩もみする子、ピーラーでじゃがいもの皮をむく子、れんこんを切る子、味噌汁の味噌を溶く子。それぞれが生き生きとした表情で作業をしていました。
そしてようやく出来上がった料理を自分たちで器によそい、みんなで「いただきます!」をして食べました。「おいしいね!」とニコニコ笑顔で食べ始める子どもたち。特に味噌汁は大人気。ちゃんとお出汁をとって作った味噌汁の美味しさは子どもたちにもわかるんですね。でも中には苦手な野菜がある子もいて、涙目になりながらも最後まで食べようと頑張っていました。
やはり自分たちで作ったものだと意識も変わるのでしょうか。
食事タイムが終わったら、今度は食器や調理器具の後片付けです。ここでも、自分の使った食器は自分で洗いたい!という気持ちがみんな強く、順番待ちをしながら洗っていきました。アンケートを書いてもらい、解散。満足気な表情で、迎えに来てくれたお父さんお母さんのもとへ帰っていきました。
子どもたちのアンケートを見ると、ほとんどの子が「楽しかった」と書いてくれて、中には「おうちでも今日のお料理を作ってみたいです。」と答えてくれた子もいました。これをきっかけとして、子どもたちがおうちで料理をする機会が増えればいいな、と思います。
私は今回初めて子ども料理教室に参加しサポートするという経験をしたのですが、子どもたちに怪我などがないよう安全に配慮しつつ、「やってみたい!」という意欲を尊重し、一人一人が満足感を得られるようにサポートすることの難しさを感じました。
また、今回は小学校1年生から5年生の子どもたちが参加してくれたのですが、やはり年齢や経験で料理の腕にも差があるので、今後は例えば下学年・上学年で分ける、初級・中級・上級とステップアップできるようシリーズ化する、などの工夫が必要かもしれません。いずれにせよ、子どもたち一人一人に充分に目を配りそれぞれの子が満足感や達成感を得られるようにするには、もっとサポートする側の人数が必要だと感じました。
子ども料理教室は今後も企画・開催していく予定ですので、ご興味のある方はぜひ一緒に子どもたちをサポートしてみませんか?ボランティアスタッフのご応募、お待ちしております!(安)