予防接種をテーマにしたおしゃべり会を、10月2日若草助産院で開催しました。参加者は8名でした。 8月24日に千葉市民会館で開いた予防接種講演会の内容を振り返りながら、予防接種について考えていることや疑問点・悩みなどをそれぞれが話し、みんなで考えました。
予防接種を受けるかどうかについては、「上の子の時は全部受けたが、今回はどうしようか迷っている」「本なども参考に、選んで接種している」「ほとんど受けていない」など皆さまざまのようでしたが、特に、同時接種することが不安、また健診の時に小児科医に予防接種を受けていないことを非難されることが辛いという声が多かったです。
厚生労働省の予防接種に関するQ&Aでは、ワクチンの接種は強制ではないが努力義務があるといっています。ただ実際に予防接種を受ける際は、ワクチンの有効性とリスクを十分に理解した上で、受けるかどうか各自判断するよう求めています。
何事もそうですが、プラスの面があれば、マイナスの側面もあります。メリットとデメリットを慎重に吟味し、そのバランスをとることが大切です。病気が流行しているときはワクチン接種のメリットが大きいと考えられるかもしれませんが、病気が流行っていない時には接種のリスクの方が大きいと考えることもあるかもしれません。
しかし現実には、参加者の話では、予防接種を受けていないと、ほぼ確実に医師から怒られる!? ・ ・ ・そうです。参加者の中には1時間も説教された人もいました。
8月24日の講演会でも取り上げられましたが、現状の予防接種の問題点として、ワクチン接種のメリットが強調される反面、接種のリスクはほとんど知らされていないことと、予防接種を受けるかどうかは各自で判断するようにといっているにも関わらず、受けていない人を医師が避難することが挙げられます。
参加された方は、予防接種に関するいろいろな本を読んだり、ネットで資料を検索したりとすごく勉強されているようでした。実際に予防接種を受けるかどうかは各自の判断によりますが、まずは予防接種やその対象となる病気について知ることが大事です。皆さんが考え、意見交換する場として、こうしたおしゃべり会や学習会をまた今後も開催していきたいと考えています。