食と健康講座「冬の養生、肌トラブルの回避」を開催しました

玄米酵素の千葉俊広さんを講師にお招きして、食と健康講座「冬の養生、肌トラブルの回避」を11月30日開催しました。健康を維持するためには食・動・心の調和が取れていることが大切です。とりわけ食事は、食べた物から私たちの体ができていることを考えてみてもとても大切なものだということが分かります。

では、どんな食事がいいのか。私たちは20歳を過ぎたころから少しずつ老化が始まります。老化の原因には年齢、酸化、糖化の3つがあります。年齢による老化は避けられませんが、酸化と糖化による老化は、食事や生活習慣によってはそのスピードが早まったり、逆に遅らせたりすることができます。肌で言うと、酸化するとシミになり、糖化するとシワになります。これが体中の至る所で起きていくことになるわけで、この酸化と糖化をできるだけ抑えて老化の速度をゆっくりとさせる食事をすることが大切になります。

酸化を抑えるためには抗酸化作用のある食物を取り入れることが大事になります。これが含まれているのは野菜や果物、穀物などの植物性のものになります。糖化を抑えるためには糖分の多い食べ物を取り過ぎない、またAGEs(最終糖化産物)の高いものを取り過ぎないことです。AGEsはタンパク質を高温調理したものに多く含まれ、焼いたベーコンなどは特にAGE量が高くなっています。

戦後70年余りの間で日本の食生活は大きく変化し、酸化や糖化が起こりやすい食事が増えました。この急激な変化に私たちの体がついて行っていないという状況があります。完全に前のような食事に戻すことは難しいかもしれませんが、少なくとも体調が悪い時は和食にし、普段もできるだけ主食はご飯にして発酵食品をたくさん食べることを心掛けるだけでもより健康な生活を送ることができるはずです

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