6月4日玄米酵素の千葉県担当の水見さんを講師に招いて食と健康の学習会を開催しました。今回は糖尿病をテーマにお話ししていただきました。
若草助産院でも3~4年くらい前から血糖値が高いと指摘される妊婦さんが現れるようになりました。糖尿病は国民病とも言われるほどその患者数は増えていますが、妊娠糖尿病と診断される妊婦さんも顕著に増加傾向にあります。診断基準が厳しくなったこともありますが、水見さんによれば全体の7~9%にも及ぶそうです。妊娠すると胎盤からインスリンの働きを阻害する物質が出るため、妊婦はもともと糖尿病になりやすいのですが、それに加えて栄養過多、運動不足、妊娠出産の高齢化などを要因として妊娠糖尿病が増えていると考えられます。
WHOは砂糖の摂取を総エネルギー摂取量の10%未満とすること推奨しており、さらに健康のためには総エネルギー摂取量の5%未満までに減らすべきとしています。体重にもよりますが、10%だと50g、5%だと25gくらいになりますが、これを守るのはかなり大変です。
食品名 | 砂糖の量(g) |
---|---|
大 福 | 12 |
シュークリーム | 15 |
あんぱん | 25 |
ショートケーキ | 30 |
コーラ | 36 |
イオン飲料 | 21 |
特に清涼飲料水には思った以上に砂糖や糖類がたくさん入っており、1本で1日の摂取量の上限に達してしまうものも少なくありません。しかも飲料は取りやすいため、気付かないうちに摂取オーバーになってしまう危険が高いのです。これから暑くなるとイオン飲料を飲む機会も増えると思いますが、これにもかなりの量の糖類が入っていますので要注意です。また糖の代謝にはビタミンB1が欠かせませんが、これは玄米や雑穀に豊富に含まれていますので積極的に取りたいものです。おかずで取るより、主食で取る方が簡単ですから。