今日は雨上がりのピカピカの空が広がりましたね。通勤途中に畑の横を通るのですが、空豆の苗がグングン育っていて、自然のエネルギーを感じます。
我が家の長女はこの春高校生になり、幼稚園以来の毎日のお弁当生活が始まりました。正直「大変だな…」という気持ちはあるのですが、新生活が始まって友達関係や部活のこと、勉強のこと、色々悩んでがんばっている娘が少しでも元気になれるように、娘の好きなものをお弁当に入れたりしてかげながらエールを送っています。
その娘から、お弁当のリクエストで「お肉とかそういうのがあるといいな」と言われたことがあります。私は自分が子供のころアトピーで悩んでいたこともあり、マクロビオティックの料理教室に通ったことがありました。お魚は私も家族も好きだったので時々食べていましたが、それ以外は動物性のものをほとんどとらず、お野菜や大豆製品、小麦たんぱく製品などで料理をしていました。調味料や素材がよければお野菜だけで十分に豊かで美味しいお料理ができることも実感しました。「家族の健康のため、地球環境のため、できるだけ無農薬のもの、添加物が入っていない食材、動物性以外のものを食べる生活がいいはずだ!」と思っていた私は、それなりにがんばっていたのですが、そんな時に言われたのが娘のその言葉でした。
私のこころは揺れ動きました。私の個人的な考えを一方的に家族に押し付けてしまっていないだろうか?私や家族にとって一番大切なことは何だろう…?と考えました。食や健康にこだわるあまり、あれはダメ、これはダメ、と食べ物をジャッジしている自分も本当は嫌だったのです。
じゃあ、何でもいいのか?と言えばやはりそうではなく、健康を害する添加物たっぷりのものはできるだけ避けたいし、調味料はいいものを使いたい。その季節季節の旬のものを大切にしたい、など、悩んだ末に譲れない点もありました。でも時には、お肉を食べたり外食したり、カフェでスイーツをほおばったり。その場その場を楽しんで幸せを感じて、そして〝感謝の気持ちを持っていただく〟ことを大切にしていこう、と。
今でも食については悩んだり迷ったり…。これだ!という答えにはたどり着いていませんが、マクロビオティックを勉強したおかげで、例えば、真冬にバナナやパイナップルなど陰性のものを食べると体を冷やしてしまう、とか、お魚には柑橘類、お肉にはジャガイモ、揚げ物には大根おろしを組み合わせると消化を助けてくれる、など、食べ方で気をつけるポイントを知ることができたのは大きな収穫でした。ベースを整えているから時々は羽目を外しても大丈夫かな、という安心感はあります。
「お肉とかそいういうのがあるといいな」と言った娘も、普段は家で地味な(?)ひじきの煮物やら切り干し大根やら青菜のおひたしやらをちゃんと食べてくれているので、お弁当にはリクエストに応えて動物性のものも入れてます。それで娘が満足してがんばれるのであればいいのかな、と思っています。
若草助産院に通われているママたちの中にも、夫や子どもたちがお肉が好きで野菜をあまり食べてくれない…、とお悩みの方がいらっしゃいます。そんな方は、ぜひ、若草の人気イベント『ご飯の会』にご参加ください!その季節の旬のお野菜を中心としたお料理を、デモを交えてご紹介しご試食していただくので、野菜料理のレパートリーも増えますよ~。(ご飯の会のレシピ、我が家でも家族に好評で頻繁に食卓に登場します)参加者同士、食の悩みを語り合ったり情報交換したりすることもできます。ぜひお気軽にご参加くださいね。