学校給食について

ある政治団体の意見交換会に行ってきました。その中で、法人の活動の柱となる食育の部分で学校給食を完全米飯に。という提言をしていてそのことについて質問しました。
質問の内容は、学校給食に使用されている食材の開示を求めたいがどうしたらいいか。という内容でした。産地や加工品の内容などまったく知らされず、どんなものが子どもたちの口に入っているのかもわからず、という事態なので、知りたい。と意見したところ、
議員さんからは
1.給食の内容で3割ご飯、3割地場のものを入れなさいと言われていますが千葉はそれはクリアしている
2.教育委員会など問いかけてもなかなか情報開示をしてくれない。質問などをしても返信は2週間後位にくることもある
3.メニューに関しては栄養士さんの決定権も大きい
4.お米は、カロりーが少なく予定量のカロリーを満たすにはパンにして油脂(バターなど)を多くした方がメニューが少なくて済む
5、ご飯は後あと片付けが大変
など、などお答えいただきました。
その後、もう時間も迫っていたので司会の方も閉めようと思った矢先、何と、私への質問!
「米粉パンは、ダメですか?」や、「外国人も日本にはいるのにどうして日本文化を押しつけるのか?!」のような趣旨の質問が返ってきました。
私は、米粉に関しては「お米はそのまま食べられるのにわざわざ米こにする必要はありません」とお答えし、外国人の子については、「そういう話はしていません。日本の教育現場でで日本の文化である米を食べよう!ということに何がそんなにおかしいと感じるのか」と言う話をしました。
ちょっと質問しただけなのに、こんなに反応が来るとは、ちょっと驚きでした。その会場でも言ったのですが、いろいろな意見があり、少しでしたが議論ができたのはうれしく思います。と最後に言いましたが。。。
その交換会の後に、2人ほど女の方が寄ってきてくださって、ヤッパリご飯のよね。そう思います!!肥満の子だっているんだから、カロリーが少ないくらいがいいのよ。という意見もあり、なかなかおもしろかったです。ただ一つ、私自身が給食に対してあまり情報がなく、たんに聞いてみた。という状態だったので、返答する時に少しとまどったような印象を与えてしまったようでそれが残念でした。
でも興味関心がある方は多いようで、活動としても今後活発になればという思いが湧きました。私個人としては、保護者が給食の内情を知らなすぎる現状があると思います。小さいながらも勉強会などを行い、外に発信していくことが重要なのではないかと考えました。

2 COMMENTS

桃太郎

はじめまして。通りすがりの者です。
中学生のお嬢さん、丸襟がよく似合って可愛いですね。
そうそう、米粉のことが出ていたので、米粉でパンやお菓子作りをしている人と最近ちょっと話をしたことがあって、一言。「わざわざ米粉にする必要はありません」なんて、かたくなにならなくてもいいんじゃない?
お米の食材としての可能性を広げることは、ボクは悪いことだとは思わないんだけど。いい結果が出たら、学校給食に反映するのは、おおいにアリだとボクは思うな。
それから、いくら「日本の教育現場で」とおっしゃっても、やっぱり文化の押し付けは賛成できないな。どの子も学校教育の中で、安全で多様な食の経験をさせることが、逆になんでそんなにおかしく感じるのか、って思うな。ボクならまあ、米飯4日そのほか1日ぐらいがいいバランスかな。
こだわることはいいんだけど、それが自分自身の人間の幅とか、コメの可能性とかを狭めてしまうかもしれない、と思うとちょっともったいない気がするね。

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たけポン

学校給食を完全米飯にしたいという意見に対しては、人によって考え方にかなりの違いがあるように思いますが、感情的にならずに、一歩下がって冷静に考えてみると違った見方ができるのではないかと思います。
例えば、パンやパスタが主食の国で、子ども達に色々なものをバランスよく食べさせたいからと、米を輸入して週に2回学校給食にご飯を出すということが普通に思えるかどうか。食料自給率のことを考えても、学校給食でパンを週に2回出しているのは、かなり変なことのように思えます。
一方で、別の見方もあります。
日本の母国語は、言うまでもなく日本語です。これを、他国が別の言葉を公用語として使うように強要したとしたら、押し付けどころの話ではなくなります。日本の主食は、これも言うまでもなく米です。他国が、例えば、パンやパスタを主食として食べるように強要したとしたら、これも大変なことです。私は、日本人にこれだけパンが定着したのは、目に見える形で高圧的に強要されたのではなく、学校給食を通じて、子どもの頃からパンに慣らされてきた影響が大きかったのではないかと考えています。
「日本の主食は米」とか「日本の伝統的な食文化を継承する」とか言うのは、ある意味当たり前のことだと思いますが、形としては、数十年かけて徐々に浸透していったパン食という文化を、力ずくでひっくり返そうとすることになり、周りの人に逆に反感を買うこともあったりして、簡単には受け入れられていないというのが現実だと思っています。(勿論、関連する業者の既得権益を守ろうとする力も強いのだろうとは思いますが。)何が正論かというより、何であれ、一度定着したものを変えようとするのは大変なことです。
ちなみに、私は米粉パンも悪くないとは思っています。ただし、ご飯の代わりとしてではなく、小麦のパンの代わりとしてですが。

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