お産子育て意見交換会&交流会

8月24日千葉市女性センターにて、お産子育て意見交換会&交流会を開催しました。参加者は15名で、会員の他、育児中、妊娠中の母親、保健師、助産師、看護師など様々な立場の方が参加してくれました。

テーマ1「無理せずできる!母乳育児のやり方」

基調発表では、保健師の河崎さんより、人工乳で育てているお母さんよりも母乳育児しているお母さんのほうが育児に不安を持っている率が高い。母乳育児しているお母さんは相談場所に困っているという報告がありました。

それに対して、母乳育児は認知されていない、どこに相談したらいいか分からない等の意見や、母乳育児への考え方は様々であるが、ネットワークを作り支援体制を作ったらよいのではないかという意見が出ました。

テーマ2「今すぐできる!安心してお産できる体制作りへの取り組み」

基調発表では、国立病院機構千葉医療センターの三橋さんから、助産師外来の紹介や病院でも以前よりルーチンで行う処置が少なくなったこと、母子同室で頻回授乳を勧めた結果、退院時の母乳育児率が90%になったことなどの報告がありました。

  • 正常産とそうでないお産を分けて、正常なお産は助産師が継続してみるというのはどうかという意見に対し、助産師から、お産は急変することもあり、訴訟も多い、そのようなことから考えると医師の下で働くことを選んでしまうという意見も出されました。
  • 参加したお母さん方からは、一度産むと助産師のみでも自分は産めるのではないかという気持ちになると言う意見や初めてのお産であっても、お産が危険を含んでいるのはみな同じだから、どこで産んでも同じで、自分が好ましいと感じる方のお産を選んだという意見も出ました。
  • お産は危険を伴うのは、皆承知しているはず。病院にいるから大丈夫と言うことではない。医学を駆使してもお産は最後まで管理することはできない。ならば、もっと消費者の方を向いて、サービスの向上に努めるということができるのではないかという意見も出ました。

全体的に、大きいテーマだったので時間が足りない感じがあり、答えを出すことはできなかったのですが、様々な立場の方が参加して、意見交換ができたことは有意義だったのではないかと感じました。今回だけで終わらせず、今後も回を重ねていくことができればと考えています。(昌)

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