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自宅でのお産

(2004年7月11日)
理事長 小林 哲朗

静かなブーム

今、自宅での出産が静かなブームとなっているのだそうです。一世一代の大仕事、病院による押し付けでなく、自分らしくお産をしたい人が増えているのかもしれません。大丈夫なのかという心配もあるでしょうが、今でこそほとんどの人が病院で出産しますが、1950年代頃までは逆に自宅で出産する人がほとんどでしたから、それ程特別なことでも、無茶苦茶なことでもありません。

昔と今の違い

自宅出産する上で、50年くらい前と今とで一番違うのは、妊婦さんの体力、健康状態ではないでしょうか。昔に比べて今は食べ物が溢れていますが、栄養が偏っていたり、加工食品、食品添加物の取り過ぎなど、以前よりいい食生活をしているとは必ずしも言えないし、運動不足やエアコンの使い過ぎによる適応能力の低下など、出産に必要な基礎体力がかなり衰えていると言えるのではないでしょうか。

安全面での問題

自宅で出産するとなると、普通は助産師に取り上げてもらうことになります。検査は病院で行い、正常な経過の人のみ自宅での出産が可能となるわけですが、もともと出産が持つリスクに加えて、緊急時に素早く対応できる体制がないなど幾つかの問題があり、安全面で必ずしも万全とは言い難いのが現状です。それなりに覚悟を決めるか、或いはあまり深く考えないようにするか、いずれにしても、自宅出産はまだまだ特別なこだわりを持つ人の選択肢と言えるでしょう。

データ・用語

◆嘱託医師

医療法19条により、助産所を開設するものは、嘱託医師を定めて置かなければいけないことになっています。これは出産時に異常が起きた時に速やかに対処する事が主な目的です。お産はリスクがつきものである事を考えると、助産所が病院・診療所が連携を取る事は当然の事ですから、そういう意味で、きわめて利にかなった制度といえます。

◆嘱託医師の設置の義務は、出張のみの助産所にはない

実は、出張のみの助産所には嘱託医師の設置の義務はありません。何故でしょうか?色々な所で取り上げるからですかね?何か危ないというか、ちょっと腑に落ちない気がしませんか。

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