入院生活全般

初乳

出産後3日目くらいまでに出る母乳のことを特に初乳といいます。初乳には、通常の母乳よりずっと多い免疫物質が含まれており、これを飲むことにより、赤ちゃんの細菌やウィルスに対する抵抗力が強まります。母乳で育った赤ちゃんは、中耳炎や気管支炎になりにくいことが知られています。初乳のメリットは大きいので、たとえ人工乳での育児を考えている方でも、できるだけ初乳を与えることがおすすめです。

人工乳

お母さんが母乳での育児を希望されない場合は、人工乳を与えることになります。一般的には、生後8~12時間ほど経って、赤ちゃんが落ち着いたところで、まず5%濃度の糖水(砂糖水)を与えます。これで特に問題がなければ、その後一定時間ごとに、人工乳を与えます。

後陣痛

出産後、子宮が元の大きさに戻るために起こる収縮のことです。痛みは陣痛の軽いものや生理痛に似ていて、出産直後の痛みが一番強く、徐々に軽くなっていきます。産むほどに子宮は伸びるため、経産婦ほど後陣痛は強くなるといわれています。別名「あとばら」。

胎便

生まれて間もない頃の赤ちゃんの便は、濃い緑色でネバッとしていて、特に胎便と呼ばれています。これは赤ちゃんがお腹の中にいるときに飲んだ羊水を出しているものであり、通常の便とは違い、においもありません。

ビタミンK2の投与

ビタミンKが不足すると、生後間もない赤ちゃんが消化管出血による下血や吐血を起こすことがあります。さらに母乳には、ビタミンKが不足しているといわれ、母親の食生活によっては、新生児早期を過ぎてもビタミンK欠乏症が発生することがあり、この場合、頭蓋内出血を起こす可能性もあります。このため、これらのビタミンK欠乏症を予防する目的で、ほとんどの施設で、新生児にはビタミンK2シロップの投与を数回行っています。

抜糸

会陰縫合した場合は、出産後3日目(生まれた日を0として数える)位に傷を消毒した後、縫った糸を抜きます。麻酔はかけずに行うので、ちょっと痛い感じはありますが、直ぐに終わります。

授乳指導

出産後1~2日目くらいに授乳についての説明があります。3時間毎授乳の場合では、授乳室の入り方、母乳の含ませ方ミルクや糖水の追哺の仕方、ゲップのさせ方、おむつ交換の仕方などを説明されます。

新生児スクリーニング

特定の疾患を持つ子どもをできるだけ早期に発見し、発症を予防する目的で行われるスクリーニングのことをいいます。スクリーニングとは、ふるいにかけることを意味します。対象となる疾患にはフェニルケトン尿症、ガラクトース血症、先天性甲状腺機能低下症などがあります。

退院診察

おもに、会陰の傷の具合や子宮の収縮の具合、膣内の傷の具合などについて診察します。

 

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