出産後の処置

羊水の吸い出し

赤ちゃんの気道や肺にたまっていた羊水は、産道を通るときに搾り出されますが、一部が鼻や口に残っているので、カテーテルで吸い出します。

臍の緒を切る

赤ちゃんは、子宮の中から外に出ると、肺呼吸を始めるようになり、もう胎盤を必要としなくなります。臍の緒を切るときには、臍帯の拍動が止まってから切るやり方と、拍動は特に意識せず、すぐに臍帯クリップを止めて切るやり方の2通りがあります。
立ち会い出産で、夫さんが臍の緒を切ったという話を時々聞きます。一応医療行為ということになっていますので、やりたいと思っても、ストレートに「切ってみたい」とはなかなか言い難いですが、「できますか?」くらいは言ってもいいかもしれません。

点眼

産道内の細菌などによる感染症を防ぐために、赤ちゃんに抗生物質を点眼したり、眼軟膏を塗布したりします。

胎盤娩出

出産後しばらくすると、再び子宮の収縮が起こり、胎盤や卵膜が、自然に出てきます。普通は、10分から20分程度で出てきますが、それ以上経ってもなかなか出てこない場合には、胎盤が子宮から剥がれていることを確認してから、へその緒をゆっくり引いて出します。もし胎盤が子宮に癒着して出てこないのであれば、医師が子宮の中に手を入れて引き出すこともあります。

子宮収縮剤

胎盤が出た後も子宮の収縮は続き、元に戻ろうとしますが、この収縮が十分でないと、胎盤が剥がれたところからの出血がなかなか止まらないことがあります。危険な場合は、子宮収縮剤を投与することになります。

また施設によっては、出産後に子宮収縮剤を予防的に慣例で投与するところもありますが、経産婦は後陣痛が余計に強くなってしまうこともあります。

会陰縫合

事前に会陰切開を行ったり、赤ちゃんが出るときに会陰を裂傷したりした場合は、会陰の縫合を行います。縫合には抜糸する糸を使用する場合と、溶ける糸を使用する場合とがあり、また縫合するときは、局所麻酔を行います。

 

このページの先頭へ
© 2004-2013 お産子育て向上委員会.