お産学習会&お産バーを開催

産科医療の情報を共有したり、最近のお産の話題を取り上げて話し合ったりするお産学習会を、5月16日に若草助産院で開きました。妊婦さんの他、助産師や保健師計7名の参加がありました。また学習会の後には、初めての試みとして、お産バーを開催し、楽しい歓談のひとときを過ごしました。

まず、お産事情として、出生数や合計特殊出生率(※1)の年次推移、周産期死亡数(※2)の現状などについて報告がありました。また千葉県の周産期医療体制の現状の説明や、低出生体重児や帝王切開による出産が増加している話題も取り上げられました。出産の場所別出生率の比較では、千葉市内の病院数は少なくないのに、病院で出産する割合が全国平均に比べて15ポイント以上も低いのはどうしてなのだろうということも話になりました。

続いて、今回はお産の流れについての確認を行いました。診療所から、中規模病院、大学病院や周産期医療センターなどさまざまな施設で勤務経験のある助産師さん達が参加してくれたので、それぞれの施設でどういう流れでお産が進んでいるのか、またどういうケアが行われているのか比較を行いました。

ルーチンケアを見てみると、浣腸をしている施設はありませんでしたが、剃毛をしているところが、診療所と病院でそれぞれ一つずつありました。「えーっ!まだやっているんだ」という声も上がり、妊婦さんからも「何のために?」という質問がありました。剃毛を行っている施設の助産師さんは、疑問に思いつつも仕方がないので、妊婦さんには、「会陰縫合の時にやりにくくならないように」と説明していると話していました。

会陰切開については、ほとんど行っているという施設がやはり多かったです。ただ、たまにやらない時もあり、どういう基準でやっているのか分からないという助産師さんの話も聞かれました。またカンガルーケアについては、事故報道が相次いだ後は、本当に形だけになったところが多いようでした。施設によってやることもだいぶ異なり、いろいろな話が聞けてとても有意義な会になったのではないかと思います。

18時からはいよいよお産バーがスタート。学習会だけの参加の方もいましたが、ここから参加の方もいて、大人10名、乳幼児4名の参加となりました。助産院で夜に食事の会を開くのは、開院の時以来でしょうか。若草ご飯の会の講師でおなじみの美香さんとお手伝いの大野さんが腕をふるって美味しくてヘルシーな自慢の野菜料理を披露してくれました。大豆たんぱくのから揚げ、車ふのカツ、庭の大根を使って豆腐のマヨ風ディップサラダ、ひじきと梅酢レンコンの混ぜご飯、ジャガイモの味噌煮、などなど色とりどりのお
料理が並びました。

はぐはぐに参加してくれている近所のお母さんや育児中のスタッフも参加してくれ、いつも子どもとだけでご飯を食べているので楽しいです!という嬉しい感想もいただきました。私も、若草で出産したお母さんとお酒を飲める事ができるなんて、なかなかない経験でとても楽しく過ごしたひと時でした。若草ご飯食をべられなかったお母さん方にも今後、是非来ていただきたいと思います。また、お産や性に関して、皆で気軽に語れる場所にもしたいと考えています。皆さんも金曜日の夕方、気軽においしいもの食べて、たくさんお話して1週間の疲れをリセットして帰りませんか!お待ちしております。(昌)

※1.合計特殊出生率

人口統計上の指標で、一人の女性が生涯、何人の子供を産むのかを推計したもの

※2.周産期死亡数

妊娠満22週以後の死産に生後1週未満の早期新生児死亡を加えたもの

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