食育学習会「子どものお菓子と食品表示の見方」

子どもの食に関する学習会「子どものお菓子と食品表示の見方」を3月4日、若草助産院で開催しました。食の学習会は久しぶりの開催です。

食に対する基本的な考え方

子どものお菓子がテーマの学習会ですが、まずは食に対する基本的な考え方が大事ですので、そこからお話しさせていただきました。いろいろな考えがあると思いますが、私は次の五つが大切だと考えています。

一.食べ過ぎない
二.和食中心の食事
三.旬を大切にしてバランスよく食べる
四.規則正しい食のリズムを作る
五.家族みんなで食事をする時間を大切に

特に最初の二つを押さえておけば、大きく外れることはないのだろうと思っています。

子どものおやつ

次に子どものおやつについて考えてみました。子どものおやつは4回目の食事とも言われます。いわば食事の延長ということです。ですから、本当は普通の食事を少な目に取ればそれでいいのですが、三度の食事の他に、子どもだけまた別に食事を出すのも大変なので、おにぎりなどの軽食をということになるのです。

おやつを食事と考えると、お菓子を与えるのは少し疑問に思えますよね。そもそも大人は、子どもに必要なものと自分が欲しいものとを混同しがちなのだと思います。子どもにはお菓子やジュースと思い込んでいる節がありますが、これは大きな間違いです。お菓子は楽しみ、遊びです。子どもの成長にとって必要なのは食事です。お菓子が欲しいのはむしろ大人の方なのです。

肥満のリスク

外で子ども達を見ていて、最近少し太った子が多くなったと感じています。実際、子どもの肥満は増えており、小学生を対象とした調査では、30年前と比べると約2倍に増え、約10人に1人が肥満児であるともいわれています。

飽食の時代である今、好きなものばかり食べていると、どうしても肥満のリスクが高くなってしまいます。どういう食事をしているのかということも問題ですが、それ以上に間食に問題があることが多いように思います。普通の食事をしていて極端に太ることはそんなにありません。肥満の人は、大抵といっていいほど間食をたくさん取っています。

小さい子を持つ親でよく、子どもがご飯を食べないと相談される方がいますが、そういう場合は、実はちょこちょこお菓子は食べている事がほとんどです。お菓子は甘味、塩味、油を強調した食べ物で、習慣性がありますから、子どもに与えるのはなるべく遅らせたいですし、与える量も少なくしたいものです。

お菓子で気を付けたいもの

子どもに与えるお菓子で気を付けたいのは、砂糖と油がたくさん入ったものは避ける、素朴で薄い味付けのものを選ぶ、飲み物は砂糖などの甘みの入っていないものにするの三点です。特にジュース(砂糖などの甘味の入った飲み物)は与えないようにした方がいいですとお話ししました。

参加された方からの質問の中に、一日分のカルシウムが入っているというお菓子があり、むしろ与えた方がいいのでしょうかというお話がありました。確かにそういうことが書いてあると迷ったりすることがありますが、栄養は基本的に食事から摂るべきものと考えれば自明のことです。大人で言えば、カロリーメイトで栄養を摂ろうかというようなもので、そんなことを考える必要はないはずです。

子どもの食事やおやつに関する話題は関心が高く、終了後のアンケートでも、また参加したいという声をいただきました。今後も、食のいろいろな話題を取り扱った学習会を定期的に開催していきたいと考えています。(理事長 小林哲朗)

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