講演会「もっと知りたい!予防接種のこと」

元国立感染症研究所主任研究官の新井秀雄先生を講師にお招きして、講演会「もっと知りたい!予防接種のこと」を2月26日(土)千葉市民会館特別会議室2にて開催しました。土曜日午前中の開催とあってか、参加者の出足は鈍く、心配しましたが、徐々に人が集まり、結局、約50名の参加となりました。子連れの方が 多く、子どもも大人と同じ数くらい居たので、定員百名の会場は、ほぼ満席の状態となりました。 ご夫婦での参加も何組かあり、地域的には、千葉市内の方がほとんどでしたが、佐倉市や船橋市、遠くは、柏市から参加された方もいらっしゃいました。

予防接種に批判的な立場からの意見講演冒頭、新井先生は、予防接種については、肯定的な意見と、批判的な意見がありますが、私は批判的な立場で意見を述べさせていただきますと言われて、お話しを始められました。狂犬病など治療法がまったくない病気に対するものや、地域によっては必要な予防接種もあると思うが、できるだけ頼らないことが望ましいというのが先生の基本的なお考えで、肯定派の意見と批判的な意見の両方を聞いて、判断するのがいいでしょうと話されました。

講演では、感染のしくみや、免疫のこと、自然感染とワクチンによる感染との違い、ワクチンの種類や違い、最近始まった予防接種のことなどについて、分かりやすく説明していただきました。
お話しの中で新井先生は、自然感染で獲得した免疫と予防接種により獲得した免疫は大きく違うこと、受けたからといって、絶対に大丈夫というわけではないということを指摘し、自らの免疫力を高めていくことが大切だということを強調されていました。 また、最近取り上げられている、不活化ワクチンについては、保存料などの添加物による副作用が気になるというお話しでした。 会場では、メモを取りながら熱心に聞く参加者の姿がたくさん見られました。

質問コーナー

先生のお話しの後、休憩を挟んで30分ほど質問コーナーを設けました。今回は多くの質問が出ることが予想されたので、直接質問していただくのではなく、質問用紙に書いていただき、こちらで幾つか選んで先生にお聞きするという形を取りました。

質問内容では、個々の病気やワクチンについてのこともありましたが、その他に、「小児科医から、風疹を潜在期間中にでも妊婦さんにうつしてしまって、先天異常の赤ちゃんが生まれたら誰が責任を取るのかと強く責められ、接種しました」、「春から子どもが保育園に入る予定です。息子は予防接種を1 つも受けていません。入所前の医師の診察で、集団生活に入るマナーですから、他の人にとても迷惑を掛けてしまいます。そういう方は集団生活して欲しくないと強い口調で怒られました。」というように、予防接種を受けさせたくないと思っても、学校や保育園、幼稚園から受けるように言われた時にどう対処したらいいのか分からないという意見がたくさんありました。(哲)

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