学校給食について教育委員会の方にお話を伺いました

千葉市の学校給食の現状を知るために、千葉市の市議会議員の方と一緒に、7月14日教育委員会の方にお話を伺いました。教育委員会からは、保健体育課の給食担当の方と管理栄養士の方が来られて、向上委員会からは3人が参加しました。

まず始めに、教育委員会の方から、千葉市の学校給食の概要について説明があり、その後市議や私たちから幾つか質問したり、意見を述べたりしました。その一部を掲載します。

千葉市の学校給食概要

小学校

単独調理方式、生徒数53,000人+教職員

<長所>

  • アレルギー対応がある程度までできる
  • 温かいものを出せる
  • 調理員とのふれあいがある

中学校

共同調理方式、生徒数24,000人弱+教職員

<長所>

  • 共同購入できるので素材を安く仕入れる事ができる

<短所>

  • 温かいものが出せない
  • アレルギー対応ができない。ただし、加工品の内容を保護者に成分表を教えて事前に中止することはできる

仕入れについて

JAを通す事もあるが近くの八百屋に頼むこともある。前月の18日位までに仕入れを頼む

栄養士の仕事

メニュー決定、仕入れ、給食費未納者に対する催促の手紙などは栄養士一人が行う

地場農産物の利用について

  • 年に何回かは、市内産を使用するような試みはしている。
  • お米に関しては10月~12月千葉市産のこしひかり他の月は千葉県産のふさこがね
  • 中学校で出る玄米は県内産の玄米を使用
  • 農家からは学校給食におろすと値段が下がるので市場へ出したい。と言う意見もある
  • 栄養士は地元の八百屋にお願いして旬のもので給食に使いやすいものを増やす努力をしている

千葉市教育委員会の方とのやり取りから

地場農産物の利用について

質問(市議):栄養士によって違いがあるとは思うが、なるべく市内産のものを利用したいとおもった栄養士に対して有用な情報を提供していくことが大切ではないか。そのような情報は農政センターがもっている。栄養士と農政センターがつながるような連携はとれないのか?

回答:市内全域での共通メニューの時などはJAが入らないと無理だが、それ以外は八百屋さんで購入している。地場野菜のみだと安定的な供給は無理。

意見(市議):農政センターはそのような協力はできると言っている

農政センターとの連携について

質問(市議):栄養士が一人でメニューの決定と購入を行っているとなると、地場の野菜をどのくらい使えるかなどの情報は、農政センターが知っているので、栄養士とセンターがつながるような連携を取ったらいいのではないか?センターはそのような協力はできると言っているが

回答:旬の食材や地場のものを栄養士は知りたいと思っているので連携を取るのはいいのではないかと思う

質問(市議):農政センターは教育委員会を通さなくてはいけないと考えているようだが。

回答:そんなことはありません。個々の学校レベルでの対応でもだめではありません。実際に小さい地域で対応している地区もあります。

質問(市議):農政センターとの連携はないのか。

回答:農政センター、JAみらい、市場などと年に5回ほど意見交換会は開催しています。

意見(市議):農政は農業を支援している。すべてでなくても少しでも地場の物を利用できるようにしてもらいたい。

米飯給食について

質問(向上):ご飯給食は調理師さんの手間がかかると言う事を聞くが、そういうことはないのか

回答:そういうことはありません

質問(向上):市内の保育園では、3歳以上児はご飯を自宅から持ってきている。小学校でもそのようなことは可能か

回答:保育園でご飯を持参しているのは、以前は給食の補助が出ていなかったためで、そのまま現在も3歳以上児はご飯持ち込みになっているようだ。

質問(向上):週に4回ご飯を出すのは無理なのか

回答:予算的な問題で難しい。

意見(市議):学校により規模も違うのだし、学校レベルで対応してもいいのではないか?

回答:個々の学校レベルで対応して全くダメと言うわけではありません。

意見(向上):モデル校などを作ってご飯にした場合の変化など視て視るのもいいのではないか

回答:そうですね。

パン給食について

意見(向上):もともと給食が、完全パン食から始まっているので、米に変えるのは難しいかもしれないが、例えば役所の食堂で週に2回もパンを出すことはないだろう。食料の自給率を考えても、もっとご飯を増やすべきではないか。

意見(向上):必要熱量を必ず満たさなくてはいけないということでなければ、予算の問題もあるが、ご飯給食に変えても良いのではないでしょうか

意見(向上):パンもお菓子に近いようなものが多いように感じる。主食で副菜のメニューが決まるような面があり、主食がパンだとおやつのような食事になったりする。お金や利害関係のこともあるかもしれないが、日本人には、結局コメしかないのだから、将来の事も考え、給食にはご飯を出すことを考えてほしい。

残菜について

回答:主に焼却されているが、一部で養豚場に引き取ってもらっている所もある。大宮給食センターでは、残菜をリサイクル工場に運んで、発電している。残菜を減らす試みについても、各学校で取り組んでいると思う。

最後に一言

給食の事になると、教育の観点でと言っても、マナーとか、皆で同じものを楽しく一緒に食べるとかいう話ししか出てきません。関係者の間で、食べ物は体を作る大切なものだという考えが欠落しているように思えてなりません。そして後はお金のことばかりです。すごく残念に思います。(昌)

このページの先頭へ
© 2004-2013 お産子育て向上委員会.