夏の妊婦さんからの学び

助産師 内堀由美子

妊娠中に冷えは大敵とはよく聞きますが、冬の冷えよりも、夏の冷えの方がより深刻だなあと思います。夏の冷えは、皮膚の表面から身体の奥に「浸透」しているという感覚で、お手当てをしているとよくわかります。

この夏、若草の妊婦さんたちでも冷えているなあという方を何人かお見受けしました。特に夜クーラーをつけて寝ている方は、お灸を使ってもお手当てをしてもなかなか冷えが抜けず、外来の時間をオーバーしてしまうこともしばしばです。そのことを率直にお伝えすると妊婦さんたちは、次の外来ではクーラーの時間を「できるだけ最小限にしてきました」と努力して下さいます。若草の妊婦さんたちのお産への姿勢には本当に頭が下がります。

その姿に影響されて、我が家はクーラーなしに挑戦しました。去年もクーラーは控えめにしたつもりだったのですが、全く着けずに過ごしたら、なんと、去年よりも24パーセントも使用量を削減でき、嬉しかったです。さらに嬉しかったのは、身体も暑さに慣れ、毎年恒例だった夏バテをせずに過ごせたことです。炎天下の外の移動も気持ち良さを感じました。また、汗も最初はベタベタしていたのが今はサラサラしている感じで、体調も良く、デトックスされたことを感じます。夏に汗をたくさんかくことの意味を深く考えさせられました。

小児科医の真弓先生のおっしゃる「空気を加工しない」って大事だなと改めて思います。これからは保健指導も秋冬モードへシフトチェンジ、引き続き、妊婦さんを精一杯応援して行きたいと思います。

(会報誌「満月」2012年9月号に掲載)

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