おむつなし育児について

助産師 内堀由美子

子育てを始めて、もうすぐ5年目に入ります。4年間はあっという間で、毎日、本当に楽しく過ごしています。母乳育児を楽しんだこと、布おむつを満喫したこと、周りに手を貸してくださった方があったこと等々、その要因はいくつかありますが、いちばんよかったと思うのは、生後4か月で始めた「おむつなし育児」です。

「おむつなし育児」とは、赤ちゃんからおむつを取り、トイレやおまるで排泄をさせる方法で、戦前は当たり前に行われていたそうです。1歳まで続けて、娘はめでたくパンツになりました。そのころ、小さなパンツはなかなか売っていなくて、やっと見つけて履かせたときの可愛さと言ったら、忘れられません。

でも、「おむつなし育児」は単なるトイレトレーニングではありません。確かにオムツは早く外れますが、それはむしろ副産物で、本当の意味は、意思疎通の練習だったんだなあと今振り返って思います。つまり、
子どもは親に意思を伝えること、親は子どもの気持ちを読み取ること、0歳でも親が伝えようとしていることはすべて分かるし、また、自分の意思を伝える能力があるんだ!と、改めて赤ちゃんの持つ力に感動した
ことを覚えています。

親子を含め、人と人との関係は意思疎通がカギだなあと思います。「おむつなし育児」で鍛えた成果なのか、娘の考えていることが手に取るように分かりますし、私の考えも(残念ながら)しっかり読まれているようです。お互いにわかるので、衝突がなく、お互いに怒りの気持ちやいらいらしたことがないのは、幸せなことだなあと思います。

最近は「おむつなし育児」もすっかりメジャーになり、若草に遊びに来てくださる方の中にも実践されている人が増えてきました。5月に「おむつなし育児」のおしゃべり会をしたいと思っています。終わった方も、途中の方も、これからの方も、ぜひ、のんびりおしゃべりしましょう!!おいしいお茶を淹れて、お待ちしています!

(会報誌「満月」2012年4月号に掲載)

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