食・健康・環境

食育はじめの一歩 食の基本の考え 4

農薬や食品添加物の摂取をできるだけ抑える

農薬や食品添加物と、どう付き合うのか

農薬や食品添加物という言葉を聞くと、あまりいいイメージを持たれないことが多いでしょう。これらに拒否反応を示す人もいるようですが、実際には、私たちが毎日食べている穀物や野菜、果物、或いは家畜に与える飼料を栽培する過程で、たくさんの農薬−殺虫剤や除草剤、殺菌剤等が使用されています。また、それらの食材を包装したり、加工したりする過程においても、様々な目的で食品添加物が使用されています。他にも、輸入食品には、ポストハーベスト(収穫後の薬剤散布)の不安もあったりするわけで、自給自足の生活をしていれば別ですが、現実的には、農薬や食品添加物の摂取をゼロにすることはとても無理といえるでしょう。消費者としては、これらといかに付き合っていくかを考えることが大事になります。

使用することができる農薬や食品添加物の種類や量は、国が定めており、安全性を確かめる試験も行なわれてはいますが、やはり、人間にも少なからず悪い影響を与えるのではないかという心配は残ります。例え、それらの農薬や食品添加物が、生産者にとって、必要不可欠なもの、どうしても使いたいものであったとしても、消費者にとっては、そのほとんどが、あまり有難くないもの、できれば取り入れたくないものであることは、間違いないでしょう。食品添加物には、栄養強化等の目的で入れているものもありますが、基本的に、好き好んで、農薬や食品添加物そのものを食べたい人はいないはずです。そういう意味でも、消費者としては、やはり、摂取をできるだけ抑える努力をしたいものです。

農薬

農薬に関しては、有機野菜や農薬野菜を買ったり、HP等に掲載されている生産者情報の農薬や化学肥料の使用状況から、野菜を選ぶなどの方法があります。また、旬の野菜は、比較的農薬の使用を抑えることができると言われていますので、できるだけそういうものを選ぶこともいでしょう。ただ、栽培時期をずらして、ハウスで栽培した方が、虫を抑えることができ、結果的に、農薬の使用を少なくできる場合もありますので、一概に言えない所もあります。

食品添加物

食品添加物は、実にいろいろな目的で使用されています。豆腐を作る時に必要なにがりや、保存性を高めるための保存料のようなものもあれば、見栄を良くするための着色料や香料などもあります。食品添加物の情報源は、何といっても食品の成分表示です。消費期限のチェックも大事ですが、同時に、その食品に何が入っているのかを、きちんと確認することがとても大切になります。一つだけ見ていると、なかなか分かりづらいのですが、同じ種類の、他の食品と見比べてみると、少しずつ違いが見えてきます。ただし、一括して表示していいものがあったり、製造原料に関しては、表示義務がなかったりするので、必ずしも全てを把握できるわけではありません。また、外食やデパートなどでの店頭販売については、ほとんど分からないと言ってもいいでしょう。食品表示に関しては、偽装という問題も大きいので、生協や自然食品店など、より意識の高い所を利用するのも、一つの手段だといえるでしょう。


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